こんにちは、旅するママ産業医えりぼです。
「子連れ旅って大変そうで、踏み出せない…」そんなふうに思っていませんか? 正直、わたしも長男が2歳になるまでは、旅行はほぼ諦めていました。
(厳密にいうと、0歳の時から何度かトライしてましたが1歳前後で自我が出てから、全てがややこしすぎて子連れ旅は億劫になっていました・・)
荷物は多い、スケジュール通りにならない、機嫌はどうなるかわからない。そんな不安とストレスの連続でした。
でも思い切って行ってみたら、旅って子育ての「最高の先生」だったんです。今日は、産業医ママとして気づいた子連れ旅の魔法についてお話しします。
産業医ママが子連れ旅をすすめる理由
産業医の仕事では、従業員の方々に「休養の大切さ」を伝え続けています。そのとき、ただ「ゆっくり休んでください」と言うだけでは伝わらない。休み方に
も種類があって、「非日常体験」が持つ心身の回復効果はとくに大きいんです。
旅行が心身に与える効果を医学的な観点から見ると、いくつかのことがわかっています。日常から離れることで慢性的なストレスホルモン(コルチゾール)が
下がりやすくなること、新しい場所や刺激が脳を活性化させること、「今ここ」に集中せざるを得ない環境が自然なマインドフルネス状態を生むこと——その
どれもが、忙しいワーキングマザーに必要なことです。
子連れ旅の場合、子どもと向き合う時間が増えることで、普段スマホを見ながら「ながら育児」になりがちな意識が、ぐっとリアルな親子時間に変わります。
これは子どもにとっても、ママにとっても、代えがたい時間だと思います。
失敗した旅から学んだこと
最初の「子連れ温泉旅」は、失敗続きでした。
前日からぐったりになるほど準備して、おむつ・着替え・おやつ・おもちゃ・保険証・薬・ベビーフード…荷物はスーツケース1個+リュック2個。万全なはずでした。
でも滞在最終日、息子がまさかの発熱。滞在中に38.2℃。「どうしよう」「温泉のせい?」「病院どこ?まず帰る?」——パニックになりました。
結局早めに帰りその足で受診、お薬で様子見。翌日以降も仕事調整に翻弄・・(もちろん旦那は迷いもなく通常勤務)
2人目が生まれてからは、準備もほどほど、なんとかなる精神で、ただしオンラインクリニックや保険証などは準備万端で旅行に。
最近気づいたこと:「完璧に準備した旅」より「余白のある旅」のほうが、うまくいく。
子育てと同じですよね。完璧にコントロールしようとするほど、想定外に弱くなる。予定は7割で計画して、3割は「なんとかなる」にゆだねる——これが子連
れ旅の真髄だと、産業医のわたしもようやく腑に落ちた瞬間でした。
夏の子連れ旅を成功させる3つのポイント
今年の夏休みに子連れ旅を考えているママ・パパへ。実践してきたリアルなコツを3つ共有します。
① 宿は「子ども設備」を最優先に選ぶ
圧倒的に和室が便利。あれば離乳食・幼児食対応、ベビーバスや子どもアメニティが揃っているかどうかを最優先にしましょう。見た目がおしゃれな宿より、「子どもと泊まりやすいか」のほうが旅の満足度に直結します。予約サイトの口コミで「子連れ」「キッズフレンドリー」タグを必ずチェックして。
② 夏は「涼しいエリア」を選ぶと子どもが楽
2026年の夏も酷暑が予想されています。小さな子どもは体温調節が未熟で、熱中症リスクが大人よりも高い。北海道(夏でも25度前後)や標高の高い山間の温泉地は、暑さを気にせず旅を楽しめます。最近はグランピング施設も自然の中で涼しく過ごせるとして人気です。
③ 移動時間は「2時間以内」を目安に
2〜3歳の子どもにとって、長時間の移動は大きな負担。車でも新幹線でも、2時間を超えると機嫌が崩れやすくなります。「マイクロツーリズム」という言葉があるように、近場でもきちんと「非日常感」は作れます。遠くに行くより、「非日常をどうデザインするか」のほうがずっと大切です。
まとめ:旅は、親も子も育てる
子連れ旅は「子どものため」だけじゃない。ママ・パパにとっても、日常から抜け出し、子どもの新しい一面を発見し、家族の絆を深める特別な時間です。
産業医として「休むことも仕事のうち」と伝え続けてきたわたしが、子どもを産んでいちばん実感したのは、「自分が整わないと、子どもにも穏やかに向き合えない」ということ。
第一に、自分のご機嫌は、自分で取る。できる限りのタスクを外注して脳のリソースをあける。睡眠確保は絶対!!!!
あれこれ塾選びやお稽古たくさん詰め込まなくても、たくさん子供と旅行して、たくさん笑ってれば、子供は立派に育つ。そう思っています。
旅は、そのための最高のリセット手段のひとつ。今年の夏、ぜひ一歩踏み出してみてください。きっと旅先で、子どもの笑顔と一緒に、あなた自身の元気も見つかるはずです。
えりぼ