こんにちは、産業医えりぼです。
下の子が生後7か月に入り、ずり這いや離乳食の本格化が始まりました。仕事とのバランスを再検討するフェーズに。
最近、こんな声をよく聞きます。「特に大きな問題はないんだけど、なんか疲れてる」「仕事も育児も普通にこなせてるのに、なぜか虚しい」「がんばっているはずなのに、達成感がない」
これ、実は燃え尽き症候群(バーンアウト)の前兆サインです。「毎日しんどいけど、まだ大丈夫」と思っているワーママほど、気づかないうちにじわじわ追い詰められていることがあります。今回は産業医×コーチの視点から、「燃え尽きる前に気づける3つのサイン」をお伝えします。
サイン① 「感情の幅が狭くなってきた」
嬉しいことがあっても「ふ〜ん」で終わる。子どもの笑顔を見ても「かわいい」の感覚が薄い。感情が動きにくくなるのは、脳と心が疲弊しているサインです。コーチングの場でも「最近何も嬉しくない」とおっしゃる方は、後々メンタル不調が発生するケースが少なくありません。
▶ チェックポイント:最後に「心から笑った」のはいつですか?
サイン② 「ミスや批判に、やけに敏感になってきた」
上司に少し指摘されただけで、家でも引きずる。子どもにちょっとした反抗をされただけで、自分を責める。通常より心理的な緩衝材(クッション)が減っている状態です。バーンアウト寸前の人ほど「自分がダメだから」と思い込みがちですが、実は脳のエネルギーが枯渇しているだけなんです。
▶ チェックポイント:最近「自分ってダメだな」と思う頻度が増えていませんか?
サイン③ 「義務感でしか動けなくなってきた」
仕事も育児も、やりたいからではなく「やらなきゃいけないから」だけで動いている。コーチングで「今、あなたが本当にやりたいことは何ですか?」と聞くと、バーンアウト手前の方はしばらく黙ってしまうことが多い。答えが出てこないのは意思が弱いからじゃなく、自分のニーズを無視し続けてきた結果です。
▶ チェックポイント:「やりたいこと」と「やらなきゃいけないこと」、どちらが多い一日ですか?
3つのサインに気づいたら、まずこれをやって
難しいことは要りません。たった1つだけ。
🌸 自分に「今日、何をしたい?」と毎朝1回聞いてあげる
これ、コーチングの第一歩です。「したいこと」を問うクセをつけることで、少しずつ自分のニーズに気づけるようになります。「そんなこと言ってられない」という声が聞こえてきそうですが(笑)、それ自体が「燃え尽き手前のサイン」かもしれません。
まとめ
ワーママは「頑張る」のが当たり前になりすぎていて、自分が追い詰められていることに気づけないことが多い。でも気づいた今日が、変われるチャンスです。もし「このサイン、当てはまるな」と感じたら、一度立ち止まってみてください。それだけで、十分です。
産業医えりぼ コーチング・産業保健の視点から、働くママの心と体を守る発信をしています。